転職活動がうまくいかずに、挫折する時があるかと思います。たとえ失敗して今の会社に残るという選択肢になったとしても、転職活動をした時間は無駄にはなりません。
なぜなら、転職活動は自分自分のキャリアを振り返るチャンスだから。キャリアを振り返り今の自分に足りないものは何か。今後何をしていく必要があるのかを知る事ができます。
転職活動失敗で終わらせず、この失敗でえた経験を生かして、どう動いていくかかが重要になります。
転職活動には確固たる意志が必要
私が転職活動を開始して思ったのが転職を成功させるには、絶対転職するんだ！という確固たる意思と勢いが必要だということ。どちらも持ち合わせていないと転職活動中に迷いが生じてきます。
面接先の企業情報・事業内容・売上を調べ志望動機、何故この会社で働きたいのか何故転職する必要があるのかを考える。普段の仕事をしながらやるのって結構大変な事です。
一社目ならまだ大丈夫。モチベーションが高い間はあまり苦になりません。
問題は数社社落ちてモチベーションが保てなくなってきた時です。
ふと何でこんな事してるだろうと思ってしまうタイミングがありました。
プライベートな時間を割いて準備して、面接で落ちてを繰り返していると、何の為に転職活動をしているのかと迷いが生じてきます。
そうなってくると面接に行くことが面倒くさくなってしまったのです。
あんなに望んだ転職活動なのに完全にやる気を失い目的を見失う。
確固たる意思と勢いがないと転職活動は成功しない事に気づきました。
転職活動は悪い事だけでじゃない
とはいえ転職活動に失敗したとしても悪いことだけではなくて得るものもあります。
それは、企業に応募する際に必要となる職務経歴書です。
職務経歴書には今までどんな仕事をどのような立場で取り組んできたか。そして、取り組んだことによる成果を書いていきます。いわば自分の仕事の歴史ですね。
入社してから過去の自分を振り返ることは、昇給試験か転職活動くらいだと思います。
職務経歴書を書いていると自分の歩んできたキャリアと今自分に何が足りないのかというのが分かってきます。もっとリーダーとしての立場でプロジェクトをコントロールしないといけないとか、この技術が足りないとか。誰かに言われたからやるのではなく自分で気づけ自ら動く事ができるきっかけとなります。そうなると今の仕事も前向きにとらえる事ができます。
何が足りないかを気づけるこの職務経歴書を書く作業は大変だけど得るものは大きいです。
転職理由は大切にする
何故転職をしたいのか。絶対に面接で聞かれる質問です。
面接でいう転職理由は建て前で、本音は違いますよね。
もっと年収をあげたい。
シンプルにこれだと思います。転職は１番年収をあげるタイミングだから。
お金以外にも転職をしようと思った理由はあるはずです。
曖昧な転職理由だと面接の時にバレます。
何故転職をしたいのか、今の会社ではできない事なのかを今一度確認してみて下さい。
転職活動での失敗談
ここで私の転職活動での失敗談を紹介します。
ちなみに、面接って受けるものだけでなく、こちらが受ける会社を面接しているくらいの気持ちを持つとかなり気が楽になるのでオススメです。
面接でよく聞かれる質問
私はシステムエンジニアの仕事をしてますが必ず聞かれる質問があります。
「弊社にはどんなシステムを導入したら良いですか？アイデアを提案して下さい。」
偏見ですけど、これって大抵裏ですごい権力を握ってそうな女性が聞いてきます。
しかも凄いまえのめりで。
提案した結果、
「それもう導入してますね。」
凄いがっかりした顔をされます。
まるでドラマを見ているんじゃないかってくらいのオーバーなリアクション。
やはり事前に製品を買えるなら買って使ってみる、店舗があるなら店舗に行ってるできる事はしておくべきでした。
私だったらこういう提案をしようという考えは準備しておくと急に言われても大丈夫。
何ならその場で、ヒアリングしてみてから提案してみても良さそうですね。
でも、提案した内容は既に導入してるなんて事はよくあると思うので、その後の立ち振舞いもシミュレーションしてみると対策としては十分だと思います。
同じ会社の人に会う
超大手の会社に面接の機会があり、日にち指定で複数人に対して同時に会社説明して面接するという流れでした。
会議室に通されると既に数人待っていたのですが、その中の１人いたのがまさかの私と同じ会社の人。
お互い同時に「えっ？」て声が出てました。
同じ会社の人が鉢合わせすると会社での立場が悪くなる事もあります。大手なら同じ会社の人が被らないように配慮するだろうと思っていただけに残念です。普段からこんな仕事のやり方なんでしょう。
面接後にエージェントを通してクレームを入れましたが当然回答はなしです。向こうからすれば、同じ会社の人が二人応募してきたけど、あの会社やばない？って思うでしょう。わたしならそう思います。
でも、面接から１ヶ月後くらいにその会社が問題を起こしてニュースになり、世間を賑わしているのを見たときはやっぱりなって感じです。縁がなくてよかった。
会社（上司）に疑われる
面接は基本的に提示時間内です。
ある程度は希望を聞いてくれますが、中にはこの日に来ないと落とすよぐらいの会社まで様々。
転職期間が長くなると、会社を休む日が多くなりがちです。
半休や有休が続くと当然会社（上司）から疑われます。
疑われ始めたころに、転職活動の為ではない有給を取得した後に出社してみると熱いメールが届いてました。その時は思わずそっと既読にして無視する事に・・・。
その後、評定の面談があった時に、どうすれば辞めないでこの会社にいてくれるのかという内容に終始した時はさすがに疲れました。一言も辞めるとは言ってないのに完全に引き止めの話。
そういう行動をしている私が悪いのですが、あまり言われすぎると萎えますね。
会社から疑われるとにかく疲れます。
転職するなら良いですが、転職せずに残った場合に正当に評価してもらえるのかが疑問。
１度辞めそうになった人というレッテルをはられると今後の評価で不利になりそうな気がします。
疑われないように転職活動中お気をつけ下さい。
終わりに
転職活動が失敗したとしても、活動をしていた時間は無駄ではなかったと思います。
今の自分に足りないものに気づけたのは非常に大きい。
今回は不発に終わりましたが、次の機会に備え自分自身のスキルアップしていきます。
Fin.
