言うのが苦手だからと流れに身を任せていると、
損をするという事を住宅購入時に体験した話です。流れを変えるのは自分しかいません。
購入予定の家で問題発覚
現在の家を購入するとき、ローン契約は自ら金融機関を決めて本審査も完了した頃に
不動産会社から今回購入した家がある基準を満たしておらず再審査が必要になったと連絡がありました。
購入した家は第一種低層住居専用地域でしたが、この地域は家の外壁から隣の家の敷地まで1メートル必要と定められています。
にもかかわらず実際は93センチしかないという事で許可がおりないという事でした。
それは建てる時点で気付くのではないの?
建築会社からの謝罪もなく、足りない7センチ分境界を広げるという案を出されただけで何かおかしいよねと思いながら話は進んでいきます。
そんな中、不動産会社の人が
『土地が広がってラッキーですね』
話は淡々と進んでいく中で、ずっと何か引っかかっていましたが、この一言で、やっぱりこのまま言われるがままに進むのはおかしい。
『ラッキーの意味が分かりません。』
思わず言ってしまいました。
土地が大きくなれば固定資産税も変わりますし、せっかく通したローン審査も再度受ける必要が出てきます。
こちらも仕事の合間にローン契約を進め時間を割いてきたのに、謝罪の一言もない。
さらに建築会社の提案は、居住部分だけ境界を広げ駐車場部分はそのままという、その場しのぎでどうにか許可でか得ようとする態度だったので余計に納得できずこちらの要望を伝える事にしました。
こちらの要望事項
- まずは直接謝罪して謝るべき
- 整形地にして欲しい(境界を延長するのは居住部分だけでなく駐車場側も同様にすべき)
- 門柱も境界に合わせて後退させて欲しい
- 隣の家との境界を明確にし、フェンスをつけて欲しい
- 耐震性をクリアしているのか明確に提示して欲しい
境界線までの距離が足りていないのは建設途中で気付くはずです。
素人ではなく、何年も携わってるのなら尚更分かるはず。
モノを売る前に確認するのは商売として当然なのでは?
当たり前の事ができていなとなると、そもそもこの家は大丈夫なのか?耐震性は?傾いてたりあるんじゃないの?という疑問が次々とわいてきます。
建築会社からの回答
- 駐車場側も境界を後退し整形地にはするが門柱の後退はできない
- 境界にフェンスをつける
- 耐震性は新築なのでの一点張りで提示なし
一番肝心の直接の謝罪は最後までなく、不動産会社経由での謝罪があったのみでした。
そもそもですが、
建築会社と話がしたいのに間に別の会社が経由しているのでレスポンスが非常に悪い。
何度も直接、販売会社、建築会社に連絡させて欲しいとお願いするも聞き入れられず
謝罪も不動産会社を通してされるので、何の意味もないです。
ずっと謝り続けている不動産会社の担当者の方が気の毒でした。
結果として想う事
こちらが何にも言わなかったら居住側の七センチだけ後退で終わってたと思うと
世の中何も言わない(言えない)人が不幸なのではと思ってしまいます。
残念ながら、現在の世の中は言わないと損になってしまう時代です。
泣き寝入りしてる人は多いのかもしれません。
争いが嫌だから、面倒くさいからいいやと問題から目を背けるよりも正面から向き合った方が流れは変わります。
もし、上手く行かなくてもその時の経験値が確実に溜まります。
それに、大抵の人とはその場限りの関係でしかなく、一生関係が続くわけではないので多少のそこまで気負う必要もありません。
今回のやり取りがあるまでは、ずっと偉そうにしていた販売会社や建築会社の人が内覧会以降は妙に対応が丁寧になった事に驚きました。
相手の反応を見て態度を変えてくるようです。
余談ですが住宅ローン実行(融資実行)日は余裕を持って決める
結局、土地面積が増えた事で希望する金融機関の住宅ローンの再審査は間に合わず
並行して不動産会社が進めていた別の金融機関での契約となりました。
当初予定していた金利よりも上がってしまい、労力を費やした割りには何の対価もない結果に。
支払いまでの期間はもっと余裕を持たすべきでした。
何も調べずに、良くわからないので最短で契約しますと言ったのが、全ての始まりです。
これから、大きな買い物をしようとしている方は余裕を見てリスクを想定してスケジュールを立てる事をオススメします。
起こるかどうか分からない事に対するリスクに対してどこまで保険をかけるのかという問題はありますが、高い買い物ほど保険をかけておいて損はないかと。